「ポルシェ買ったから、乗ってみない?」
かつてとても若かった頃、嬉しいお誘いがありました。出世頭の会社の先輩。
ボーナスいっぱいもらってるもんねー、さすが!
当日。
ポルシェの第一印象。注 : ( )は心の声です。
( なんか小さいかも w )
もちろん、
「わーい!カッコイイ!」
とか言って乗ってみました。
( なんか狭い w )
乗ると嫌~な気持ちがしてくるのです。
( 何か嫌だなぁ w )
しんどくなってきて…
こともあろうに言ってしまったのです。
「ワタシ、トラックの方がいいかも…😞」
どーん。
頭に浮かんだ画像そのまんまを言ってしまうトキがあります💧
体調が良くないようなことを言ったかどうだか覚えてないけど、その後お誘いがなかったのは言うまでもありません。
また別のお話。
友達とスキューバダイビングに行くことになりました。泳ぐのは好きだし、海も大好き。
かっこいいインストラクターのお兄さんもいてテンションは上がります。
でも海に入ると、また出てきた、出てきた。
( 何か嫌だなぁー )
( 気分が悪いなぁー )
その上、寒すぎてガタガタ震えながら重い空気のボンベを担いで歩く歩く。
ヘトヘトになったのを覚えています。
それもあって
「ワタシ、なんでこんなとこ来たんだろうー!もう嫌だ~! 」
MAXになってしまいました。
次の日。
「せっかくだから潜ろうよー!」
インストラクターさんに言われても、、
「何か嫌だ。潜らない。もう行きたくない。」
ブー子ちゃん🐷で1人パラソルの下でお留守番をしていました。
( こんなとこ、来るんじゃなかった。ライセンスとかいらないし、早く帰りたい w! )
あーあ。
そんなこんなで日常に戻ったとき、
この時の話をしていました。
「スキューバダイビングって、閉所恐怖症とかだとキツイしなー」
部長が言いました。
ヘイショキョウフショウ?!
今なんと?
「なんでスキューバダイビングに閉所恐怖症なんですか?」
「そりゃ海の中だと視界が狭くなって、シカジカ…」
「部長!ワタシそれです!」
ワタシ、閉所恐怖症だったんだ~🐷
霧が晴れていくようなスッキリ感。
ワタシの状態を説明するのに、なんて完結した言葉だろう。
それなら、ポルシェに乗った時の不快感も説明がつくではないか。
そうだったんだ。
早く知りたかった。
遅くはあったが、ワタシは学んだのだ。
なんとなーくの感覚をバシッと言葉にする人はとてもカッコよく見える。
単純で素直なのはワタシの良いところだ。すとんと腑に落ちれば、もうブー子ちゃん🐷でいる必要はない。
東京に来て登録した派遣会社の研修がありました。
その時、不慣れな地下鉄の乗り換えで逆に乗ってしまったのです。
その上、日比谷駅かな…乗り換えがわかりにくく、長い地下道で気分悪くなってきて。
派遣会社の人に連絡しました。
電車に反対に乗ってしまった、そして通路でヘイショキョウフショウでしんどくなったと。
わざわざ駅で待ち合わせて下さった派遣会社の方はとても優しかったです。
「大丈夫でしたか?
他の方には体調不良とお伝えしていますからご心配なく。」
なんて優しいのだろう。
ヘイショキョウフショウ という言葉にも、ありがとう。
その後、派遣会社の方は乗り換えのない地下鉄に乗らなくてよい勤務先を紹介してくれました。
世界はなんて優しいのだろうか。
「何だかわからないけど気分が悪い」時にはなかった感覚です。
ポルシェに乗せてくれた先輩
スキューバダイビングに一緒に行った友達
インストラクターのお兄さん
あの時は何となく気分が悪いとしか言えず、、
誠に、申し訳ないことでした!
ごめんなちゃい w 😌
Dolun 🌼